kintone 2.0! gusuku Customineのリリース発表会に参加してきました!
kintone 2.0~カスタマイズの標準機能化が進む~ gusuku Customine 到来
kintoneの標準機能を拡張するgusuku Customineがついに発表
みなさんこんにちは。プロジェクト・アスノートの松田です。
先日(3/27)行われた、gusuku Customine のリリース発表会に参加してきました!
gusuku Customine(カスタマイン) – kintone のカスタマイズをプログラミング無しで簡単に
gusuku Customine(カスタマイン)は、gusuku(これからはgusuku Deploitに名称変更)を提供されている、アールスリーインスティテュートが開発した、kintoneの連携サービスです。(現在はプレビューリリースということで、8月頃までは無料で使えるとのことです)
kintoneを使うときに標準機能ではできないことを実現する場合、「カスタマイズ」という手段が必要になります。
カスタマイズにも大きく2つ方法があります。1つはJavaScriptカスタマイズ。名前の通り、kintoneの知識の他にJavaScriptの知識なども必要になります。もう1つはプラグイン。プラグインはカスタマイズの機能をパッケージ化して、kintoneにインストールし、アプリの設定画面から設定するだけでその機能が使えるようになります。しかし、プラグインも機能をある程度限定した形で作り、しかもプラグイン作成にはそれなりの開発工数がかかるために、なかなか自分のやりたいことにジャストフィットするものが見つからないという事情もあります。
今回発表されたgusuku Customineは、kintoneのカスタマイズをWeb画面上の視覚的な操作だけで実現するという、画期的なものです。それはカスタマイズ開発のスピードを向上させる、という意味と同時に、「kintoneの標準機能を拡張する」とも言えるのではないかと考えます。
また別の記事でも詳しく説明したいと思いますが、kintoneのカスタマイズでできることは、ある程度パターン化することができます。
それは、カスタマイズを動かすことができるkintoneの操作のタイミングと、その時できることの種類が決められているからです。従来はそれを理解したうえで、JavaScriptのプログラムを書いていくことが必要でした。それを画面から選択していくことでCustomineが自動でJavaScriptプログラムを作って、kintoneに設定してくれます。
とはいえ、こいつを使いこなして目的の動作を作り、業務改善に活かす、という意味では、より一層kintoneの理解、そして業務改善のスキルが重要になることを示しているとも考えられます。
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超概要 gusuku Customine
アプリにカスタマイズを設定する画面は、次のようなレイアウトです。左側で「やりたいこと」を選びます。そして右側でそれを実行するタイミングと条件を設定します。一括りの設定をひとつのアクションとして、複数のアクションを登録していくことができます。
設定のおおまかな手順は次の通り:
- まずやることを選択して、その対象を決めます
例:フィールドの背景色を変更→対象となるフィールドと色を指定 - それを実行するタイミングを選択し、条件を設定
例:一覧表示画面が表示されたとき→フィールドの値がある値のとき
この例は、フィールド(ラジオボタンやチェックボックス)である値が選ばれているものの、一覧表示の背景色を変更する、というものです。
設定が完了したら、上にある黄色い雲のボタンを押してkintoneアプリに反映させます。
はい。これだけで設定が完了となります。
やることを選択します。既に登録されているものから選択します
kintoneへの反映が終わると、アプリを表示または更新すると、カスタマイズが適用されています。
驚くべきは、ここまでの設定をするのに、慣れればおよそ1分もかからず設定できるということです。
使いこなすためには何を学べばいいか
画面の操作でカスタマイズができてしまうとはいえ、gusuku Customineを使いこなすためには、ある程度の学習と経験が必要になると思います。それはkintoneの標準機能とその活用について深く知ること、言い換えれば、標準機能と要カスタマイズの境目を知るということです。
次に、kintoneカスタマイズの仕組みを知る必要があります。developer networkには多くのドキュメントがありますが、この中で「イベント」についてと、各イベントで可能なことについてはある程度知っておく必要があります。
わたし自身が勉強してきたこと、経験してきたことをもとに、また別の機会に詳しく紹介していこうと思います。
ユーザー同士で集まって勉強会を開催してみるのも楽しそうですね!興味がある人はFacebook等で連絡していただくか、プロジェクト・アスノートのFacebookページがありますので、そちらで連絡いただければと思います。最新情報もこちらから。
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